あなたの足、本来の力を使えていますか?

ランナーだからこそ知ってほしい
ワラーチという選択

初めてのワラーチガイド

初めてのワラーチ完全ガイド|ランニングに使うメリット・デメリットと始め方

ワラーチ

「ワラーチって聞いたことはあるけど、いったい何?」
「サンダルみたいだけど、本当にこれで走れるの?」
「ランニング初心者でも履ける?」

ワラーチを初めて見たとき、そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

実は僕も、ランニングでワラーチを使っています。

初めて見たときは、

こんな薄いサンダルみたいので、本当に走れるの?

と思いましたが、勇気を出して実際に履いて走ってみると、
普段のランニングシューズとはまったく違った面白さがありました。

もちろん、ワラーチを履けば速く走れるとか、履くだけで走り方が良くなるというものではありません。

僕が魅力に感じているのは、普段のランニングシューズでは気づきにくい、足裏の感覚を楽しめることです。

この記事では、これからワラーチを試してみたいランナーに向けて、

  • ワラーチとは何なのか
  • ランニングシューズと何が違うのか
  • ランニングで使って感じたメリット
  • デメリットや注意点
  • 初心者はどうやって始めればいいのか
  • ワラーチを選ぶときのポイント

まで、僕自身の経験も交えながらまとめて紹介します。

「ワラーチ、ちょっと気になっているんだよな」

そんな方の最初のガイドになればうれしいです。

ワラーチとは?

ワラーチは足を覆わないシンプルなサンダル

ワラーチは、もともとメキシコの先住民族が履いてきた伝統的なサンダルとして知られています。

現在では、そのシンプルな構造をもとにしたランニング向けのワラーチもあり、実際にワラーチでランニングを楽しんでいる人もいます。

実際に僕が参加したマラソン大会でも、ワラーチを履いてるランナーさんを見かける機会は多かったです。

一般的なランニングシューズのように足全体を覆うアッパーはなく、基本的には足裏をソールで保護し、紐などで足に固定するシンプルな構造です。

僕も最初に見たときは、

「これで本当に走れるの?」

と思いました。

見た目だけなら、かなり心もとないんですよね。

でも、実際に履いてみるとちゃんと走れます。

ただし、ランニングシューズとは足元の感覚がかなり違います。

そして、その違いこそがワラーチの面白いところだと僕は感じています。

手作りワラーチ
実際に僕が履いて600km以上走ったワラーチ。シンプルだからこそ、意外に長持ちします。

ランニングシューズとの違い

ワラーチとランニングシューズは、見た目だけでなく履いたときの感覚もかなり違います。

一般的なランニングシューズは、ミッドソールのクッションやアッパーなど、走る足をサポートするさまざまな機能を備えています。

一方、ワラーチはとてもシンプルです。

ソールが薄いタイプなら、足裏と地面との距離も近くなります。

そのため、

「ここは路面が少しザラザラしているな」
「小さな凹凸があるな」

といった、普段ならあまり気にしない路面の違いにも気づきやすくなります。

僕の感覚では、

  • ランニングシューズは快適に走るための機能がたくさん備わった道具
  • ワラーチは足元を最低限守りながら、よりシンプルに走る感覚を楽しむ道具

という違いがあります。

どちらが優れているという話ではありません。

僕自身も、ランニングシューズとワラーチの両方を使っています。

その日の目的や走る距離、気分などによって使い分けるのが一番だと思っています。

どちらが優れているということではなく、それぞれの良さがあります。

なぜランナーがワラーチを履くの?

ワラーチについて調べていると、よく出てくるのが「裸足感覚」という言葉です。

もちろん、実際にはソールがあるので完全な裸足ではありません。

それでも、クッション性のあるランニングシューズと比べると、足元の感覚はかなり直接的です。

僕もワラーチで走っていると、

「今どんなふうに足を着いているんだろう?」
「この路面は走りやすいな」
「今日は足元が少し疲れているな」

など、自然に自分の足に対する意識が高まる感覚があります。

ワラーチを履けば速くなるわけでも、走り方が必ず変わるわけでもありません。

それでも、普段とは違う感覚で走ってみること自体が面白い。

僕がワラーチを履く理由も、そこにあります。


ランニングでワラーチを履いて感じたメリット

ここからは一般論だけではなく、僕自身が実際にワラーチで走って感じている魅力を紹介します。

足元や路面の感覚を意識しやすい

僕がワラーチを履いて一番感じたのが、足元や路面を意識するようになったことです。

ランニングシューズで走っていると、それほど気にせず通過してしまうような場所でも、ワラーチだと、

「ここは少しゴツゴツしているな」
「この舗装は気持ちいいな」

と感じることがあります。

普段のランニングでは、ペース、距離、心拍数など「数字」に意識が向きがちです。

もちろん、それもランニングの楽しさです。

でも、ときには数字から少し離れて、自分の足元や路面を感じながら走ってみる。

僕はその時間がけっこう好きです。

自分の走り方を見直すきっかけになる

ワラーチで走ると、普段と同じ感覚では走りにくいことがあります。

そんなとき、

「普段、自分はどんなふうに足を着いているんだろう?」
「いつもより力が入っていないかな?」
「もう少し接地を柔らかくした方がいいかな」

など、自分の走り方を意識するようになりました。

だからといって、ワラーチを履けばフォームが改善するとは言い切れません。

僕自身も、ワラーチをフォーム矯正器具のようには考えていません。

むしろ、普段は意識していなかった自分の走りに気づくきっかけのひとつ

そのくらいの距離感がちょうどいいと思っています。

軽くて開放感がある

ワラーチを履いて感じる魅力のひとつが、足元の開放感です。

足全体を覆うランニングシューズと違い、ワラーチはかなり開放的です。

特に暑い季節は、この感覚が気持ちいいです。

そして何より、構造がとてもシンプル。

思い立ったときに、さっと履いて気軽に走り始められる。

これは、ランニングシューズでは味わえない身軽さです。

「走ることそのもの」を楽しめる

個人的には、これがワラーチを好きな一番の理由かもしれません。

ランニングを続けていると、

「今日は何km走ろう」
「キロ何分で走ろう」
「次の大会では何時間を目指そう」

と、少しずつ数字を追うようになります。

それもランニングの面白さです。

でも、ときには数字を忘れて走りたい日もあります。

そんな日にワラーチを履くと、

足元の感覚だったり、

風だったり、

路面の違いだったり。

いつもとは少し違うところに意識が向きます。

速くなるためではなく、ただ走ることを楽しむ。

ワラーチは、そんなランニングを思い出させてくれる道具でもあります。

ワラーチのデメリット・注意点

ここまでワラーチの魅力を紹介してきましたが、もちろん良いところばかりではありません。

むしろ初めてワラーチを履くなら、こちらのほうが大切です。

ワラーチは「誰でも履いたその日から、普段と同じように走れる万能な履物」ではありません。

ランニングシューズとはかなり感覚が違うので、最初は慎重に試すことをおすすめします。

クッション性が少ない

ワラーチは一般的なランニングシューズと比べて、クッション性が非常に少ない場合が多いです。

そのため、普段クッション性のあるランニングシューズで走っている人が、いきなり同じ感覚で走ると、足への負担を感じる可能性があります。

「普段5km走っているから、ワラーチでも5km走れるだろう」

とは考えず、別の履物として少しずつ慣れていくほうが安心です。

僕も履き始めた頃は、1〜2kmから試して徐々に距離を伸ばしていきました。

いきなり長距離を走るのはおすすめしない

初めてワラーチを履いた日に、

「今日はロング走の予定だったから、ワラーチでロング!」

というのは僕ならやりません。

最初は歩くだけでもいいと思います。

そこから数百m走ってみたり、短い距離だけ使ってみたりして、少しずつ慣れていきます。

ワラーチは逃げません。

焦らず楽しみましょう。

足に負担や違和感を感じることがある

ワラーチで走ると、普段のランニングシューズとは違った部分に疲れや違和感を感じることがあります。

そんなときに、

「これは鍛えられている証拠だ!」

と無理をするのはおすすめしません。

痛みや強い違和感を感じたら走るのをやめる。

必要なら数日休む。

普段のランニングシューズに戻す。

それくらい慎重でいいと思っています。

路面の影響を受けやすい

足裏と地面との距離が近いワラーチでは、路面の影響も受けやすくなります。

特に、

・小石が多い道
・凹凸の激しい道
・段差の多い場所
・路面温度が高い場所

などには注意が必要です。

また、雨の日は路面によっては非常に滑りやすくなりますので注意が必要です。

ワラーチに慣れるまでは、まず走りやすい場所を選ぶことをおすすめします。

ワラーチはクセが強い。でもそれがおもしろい

ワラーチ初心者はどうやって始めればいい?

ここまで読んで、

「ちょっと履いてみたい」

と思った方もいるかもしれません。

では、初めてワラーチを履く場合、どう始めればいいのでしょうか。

僕がおすすめしたいのは、とにかく焦らず、少しずつ試すことです。

ワラーチランの始め方
  • STEP1
    まずは歩いてみる

    最初から走る必要はありません。

    まずはワラーチを履いて歩いてみましょう。
    家の周りを散歩するくらいでも十分です。

    紐の感覚や足裏の感覚など、普段の靴との違いを確かめてみます。

  • STEP2
    短い距離を走ってみる

    歩くことに慣れてきたら、少しだけ走ってみます。

    ここで大切なのは、
    「何km走れたか」ではなく「足の感覚はどうだったか」です。

    走っている最中だけではなく、その日の夜や翌日の足の状態も確認してみてください。

  • STEP3
    普段のランニングに少しだけ取り入れる

    個人的には、これが取り入れやすい方法だと思います。

    例えば、

    普段のランニングシューズで走る

    最後の1kmだけワラーチで走る

    といった使い方です。

    あるいは普段の練習とは別に、

    「今日はワラーチで短く走ってみよう」

    という日を作ってもいいと思います。

    毎回ワラーチで走る必要はありません。

    ランニングシューズと組み合わせながら、自分に合った付き合い方を探していけば十分です。

  • STEP4
    足の状態を見ながら少しずつ距離を伸ばす

    慣れてきても、一気に距離を伸ばす必要はありません。

    少し走る。
    足の状態を見る。
    問題なければ、また少し走る。

    それを繰り返します。

    最初は「もう少し走れそう」くらいで終わってもいいと思います。

    ワラーチはトレーニングのノルマではありません。

    せっかくなら、楽しみながら慣れていきましょう。

「焦らない。無理しない」ことが大切です。


ワラーチで走るときに意識していること

ワラーチを履いて走っている後ろ姿

ここからは、僕が実際にワラーチで走るときに意識していることを紹介します。

足音や足元の感覚に耳を傾けてみる

ワラーチで走っていると、自分の足音がいつも以上に気になることがあります。

僕はそんなとき、

「今日はどんな音がしているかな」

と少し意識してみます。

足音だけでフォームの良し悪しを判断できるわけではありません。

でも、足音をきっかけに、自分の接地や力の入り方に意識を向けることはできます。

ワラーチで走るときは、タイムだけでなく、こうした感覚を楽しんでみるのもおすすめです。

無理にスピードを出さない

少なくとも慣れるまでは、無理にスピードを出す必要はないと思っています。

「今日はワラーチの開放感を楽しもう」

くらいで十分です。

タイムを狙うランニングとは違った楽しみ方ができるのも、ワラーチの良いところです。

最初は走りやすい路面を選ぶ

初めてワラーチで走るなら、比較的きれいに舗装された道など、安心して走れる場所から始めるのが良いでしょう。

一番のおすすめは、土や芝生の上。
ふくらはぎや足裏にかかる負担を少なくできます。そして何より、「土って、こんなに柔らかかったんだ!」とビックリするはず。

いろいろな道を走ることで、

「この道、ワラーチで走ると気持ちいいな」

という場所も見つかります。

そんなお気に入りのコースを探すのも楽しいですよ。

違和感があったら無理をしない

これは何度でも書いておきたいポイントです。

痛みや強い違和感があったら、無理に走らない。

ランニングシューズに戻してもいいですし、休んでもいいです。

ワラーチはあくまでランニングを楽しむための選択肢です。

無理をしてまで履く必要はありません。


雨の日にもワラーチは使える?

実は僕は、雨の日のランニングでもワラーチを選ぶことがあります。

「わざわざ雨の日にサンダル?」

と思うかもしれません。

でも実際に使ってみると、シューズのように中まで水が染み込んでグショグショになる感覚が少ないなど、ワラーチならではのメリットも感じています。

もちろん、雨の日は路面が滑りやすくなります。

使っているワラーチの素材や路面状況によっても滑りやすさは変わるため、注意は必要です。

雨の日ランのメリットや注意点については、こちらの記事で詳しくまとめています。
👉️ 雨の日は走る?休む?ランニング初心者向け判断基準を解説

「雨だから今日は走るのやめようかな」という日に、ワラーチという選択肢があると、ランニングの楽しみ方が少し広がるかもしれません。


子どもの足育にもワラーチという選択肢

ワラーチは大人のランニングだけでなく、子ども用という選択肢もあります。

実際に、先日子ども用のワラーチの注文をいただきました。

足を覆う一般的な靴とは構造が大きく違うため、子どもの履物について考えている方にとっては、気になる選択肢のひとつかもしれません。

ただし、

「ワラーチを履かせれば足が必ず○○になる」

というような単純な話ではありません。

子どもの年齢や成長、使用する環境なども考える必要があります。

子ども用ワラーチや「足育」という考え方については、別の記事で詳しく紹介しています。
👉️ 子どもがワラーチを履くメリットとは?足育・体幹づくりにも注目される理由

お子さんのワラーチを探している方は、こちらを先に読んでみてください。


ワラーチを選ぶなら既製品とオーダーメイド、どっち?

ここまで読んで、

「ワラーチ、ちょっと履いてみたいかも」

と思ったら、次に気になるのが選び方だと思います。

ワラーチにはさまざまな商品がありますが、大きく分けると、

既製品を購入する方法

と、

自分の足に合わせて作ってもらう方法

があります。

また、DIYが得意な方なら材料さえ揃えることができれば自分で作ることも可能です。

手軽に始めるなら既製品

既製品のメリットは、購入さえすればすぐに始められることです。

自分に合うサイズを選んで購入できるため、

「まずワラーチというものを試してみたい」

という方には手軽な選択肢です。

メーカーによってソールの厚さや紐の構造、履き心地なども違うので、用途に合ったものを探してみるのも楽しいと思います。

自分の足に合わせたいならオーダーメイド

一方で、オーダーメイドには自分の足の形に合わせることができるという魅力があります。

足の形は人それぞれ違います。

ワラーチは構造がシンプルだからこそ、

「せっかくなら自分の足に合わせたものがほしい」

という方にはオーダーメイドも選択肢になります。

僕が作っている「素足工房」のワラーチ

素足工房では、オーダーメイドワラーチを販売しています。

足型の写真を送っていただいて、その足型に合わせて作るワラーチなので、

「自分の足に合わせたワラーチを履いてみたい」

という方におすすめしたい選択肢です。

もちろん、初めてのワラーチだからといって、必ずオーダーメイドを選ぶ必要はありません。

まず既製品を試してみるのもいいですし、

「せっかくなら自分の足に合わせて作ってみたい」

という方は、最初からオーダーメイドを選んでもいいと思います。

大切なのは、自分がワラーチを楽しめる一足を選ぶことです。

\自分の足に合ったワラーチを履いてみたい方へ/

素足工房では、一人ひとりの足型に合わせて
オーダーメイドでワラーチを作っています


僕がワラーチをおすすめしたい人

僕自身がワラーチを使ってきて、

「こういう人なら楽しめるんじゃないかな」

と思うのは、こんな人です。

  • 普段とは違うランニングを楽しんでみたい
  • 足本来の感覚を味わいたい
  • 裸足感覚のランニングを試してみたい
  • タイムや距離だけではないランニングを楽しみたい
  • ランニングシューズ以外の選択肢にも興味がある

特に、

「最近、いつものランニングがちょっとマンネリ化してきたな」

という人には面白いと思います。

いつものコースでも、履くものが変わるだけで景色の感じ方まで少し変わります。

逆に、こんな人には無理におすすめしません

もちろん、すべてのランナーにワラーチをおすすめしたいわけではありません。

例えば、

  • クッション性のあるシューズで快適に走りたい
  • 買ったらすぐ長距離を走りたい
  • 足元の感覚より記録を優先したい
  • ワラーチを履けば速くなると思っている

そんな方は、無理にワラーチを選ぶ必要はないと思います。

僕もランニングシューズをやめて、ワラーチだけで走っているわけではありません。

  • ランニングシューズも履きます(スポーツショップでシューズ見るの、好きです)。
  • ワラーチも履きます。

それぞれの良さがあります。

だから僕にとってワラーチは、ランニングシューズの代わりではありません。

「今日はどんなふうに走ろうかな」と考えたときに選べる、もうひとつの選択肢です。


ワラーチを始めてみよう

ワラーチは、ランニングシューズの代わりになるものというより、ランニングの楽しみ方を広げてくれる選択肢のひとつだと僕は思っています。

普段はランニングシューズで走る。

ときどきワラーチを履いてみる。

タイムを狙う日もあれば、足の感覚を楽しむ日もある。

そんなふうに使い分けてもいいですよね。

もしワラーチが気になっているなら、最初から長い距離を走る必要はありません。

まず履いて歩いてみる。

少しだけ走ってみる。

そして、

「これ、なんか面白いな」

と思ったら、少しずつ距離を伸ばしてみる。

それくらいの気軽さで十分だと思います。

ワラーチについてもう少し知ってから始めたい方は、関連記事も読んでみてください。

そして、

「実際に自分のワラーチが欲しい!」

という方には、素足工房のオーダーメイドワラーチも検討してみてください。

あなたの足型に合わせた一足で、いつもとは少し違うランニングを楽しんでみてください。

\ワラーチで走ってみませんか?/
あなたの足型に合わせて作る
素足工房のオーダーメイドワラーチ

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