「ランニングを始めた」と聞くと、
「つらい思いをしてがんばっている」というイメージを持つかもしれません。
でも、僕の場合は少し違いました。
最初から走ったのではなく、まずはウォーキングから(さらに言うと、体重を落とすことから)。
そこから、疲れないペースのスロージョギングに移行して、
気がついたら10km走れるようになっていた、という感じです。

僕のランニングの基本は「ゼェ、ハァ」しないこと。
大会前の追い込む練習以外は、基本的にはゆるく走っています。
これまでを振り返ってみると、
「頑張らなかったこと」が、
ランニングを続けられた一番の理由だったように思います。
今ではほぼ毎日走る生活を送っていますが、
最初からフルマラソンや速く走ることを目指していたわけではありません。
その時々の自分に合ったステップを踏んできただけでした。
この記事では、
- 食事や生活習慣を変えてダイエットに成功した僕が、
- ウォーキングやスロージョグを始め、
- 半年後にはフルマラソン完走、
- さらに走る感覚や呼吸にも余裕が出てくるようになり、
- 1年度にはランニングが生活の一部になるまでの流れを、
5つの記事(STEP 0 〜 STEP 5)に分けて紹介しています。
「まずは100メートル走るところから始めたい人」も、
「もっと楽に走れる感覚を知りたい人」も、
今の自分に近いところから読んでもらえたらうれしいです。
STEP1|運動ゼロから体を整える
走る前に、まず僕がやったのは「体を整えること」でした。
運動はほとんどせず、食事と生活習慣を見直しただけで、
4ヶ月で体重を10kg落とすことができました。
体が軽くなったことで、日常的な動作が楽になり、
「これなら少し動いてみようかな」と思える余裕が生まれたのを覚えています。
運動ゼロで−10kgを達成したときの具体的な方法や、
当時の食事内容・体重の変化については、こちらの記事で詳しくまとめています。
STEP2|まずは100メートルをゆっくり走る
体を整えたあと、いきなり長い距離を走ったわけではありません。
最初は「100メートルをゆっくり走る」ことから始めました。
ウォーキングとスロージョギングを行き来しながら、
疲れないペースで少しずつ距離を伸ばしていく。
この段階を飛ばさなかったことが、後々かなり大きかったと感じています。
超初心者の頃に意識していた考え方や、
100メートルから走り始めたときの話は、こちらの記事で書いています。
STEP3|初心者から半年でフルマラソン完走
少しずつ走る距離が伸びていく中で、
「もしかしたらフルマラソンもいけるかも」と思うようになりました。
特別な才能があったわけではなく、
走る習慣を続けていただけです。
それでも、ランニング未経験の状態から半年で、
フルマラソンを完走することができました。
初心者の僕が、フルマラソン完走までにやったことは、
こちらの記事で詳しくまとめています。
STEP4|楽に走れる感覚を知る(ゾーン)
走る距離が伸びてくると、
がんばらなくても、自然に良いペースで走れる日が出てきました。
呼吸が乱れず、体が軽く感じるような、不思議な感覚です。
あとから振り返ってみると、
この状態はいわゆる「ゾーン」に近いものだったと思います。
ゾーンに入れるかどうかで、走りの楽さは大きく変わります。
ランニング中にゾーンに入るとはどういう感覚なのか、
そしてそのために意識している呼吸のポイントについては、
こちらの記事で整理しています。
STEP5|ランニングを1年続けて起きた変化
ランニングを1年続けてみて感じたのは、
速くなったこと以上に、
体や心、生活そのものが少しずつ変わっていったことでした。
走ることが特別なイベントではなく、
日常の一部として自然に続いている。
今はそんな感覚です。
ランニングを1年間続けて、実際にどんな変化があったのかは、
こちらの記事で正直に書いています。
まとめ
ランニングは、いきなり頑張る必要はありません。
僕自身、運動ゼロの状態から体を整え、
100メートルを走るところから少しずつステップを重ねてきました。
大事なのは「今の自分に合った段階」を選ぶこと。
先のゴールを焦るより、
目の前の一歩を積み重ねる方が、結果的に遠くまで行けます。
この記事で紹介したSTEPは、
順番に読んでもいいですし、
今のあなたに一番近いところから読んでも大丈夫です。
もしこれから走り始めたいと思っているなら、
きっとどこかのSTEPがヒントになるはずです。

コメント